鼻翼縮小の傷と鼻の穴の形
前のブログに載せたモニターさんの術後2週過後の時の傷ですが、ご覧のように外側は元々谷間ですから目立ちません。目立つのは下から見た鼻孔底切除部です(画像クリックで拡大)。
ですから医師によっては「外側は傷が目立つから鼻の穴の中から下までにしておきましょう。」とのカウンセリングをされることがあるようですが、あくまで『本来は目立つ鼻孔底切除部の傷は、下から直視されることは少ないですから』との前置きの上です。なお、これらの傷も3~4ヶ月過ぎるあたりで傷が肌色化して綺麗になって行きます。
さて、鼻翼縮小は鼻尖縮小と異なり、皮膚を切り取るので、特に外側まで切除すれば通常は変化を出せます。しかし、二重埋没法の手術のように、「誰でも出来る手術だけど極めるのは難しい。」のと同様なものがあります。
「外側まで切除すれば」と言っても切除幅が小さければ見た目に殆ど変りません。3mm幅切除すれば3mm変わるのでないのは、残った組織が延びるからです。この延びは各人一様でないため、担当医が触って感じ取らなければならないものです。
また、鼻翼縮小を「切って縫うだけ」とかの表現は余りに軽んじた表現で、術後に鼻穴がコンセント状態や、逆涙型の不自然な形状になることは有り得ることです。
結局は、この手術も経験に加えてセンスが要求される度合いが大きいと思います。