新型コロナ:当院は強力な換気扇で密閉を回避

新型コロナには当院でも色々と気を使っています。
感染が分った人数の報道とは別に不顕性(無症状)感染者は何倍も居るはずなので、ドアノブなど接触部の消毒や、飛沫感染防止のため患者さんも私たちも出来るだけマスク着用としています。

また「密閉」が危険なのは飛沫とは別にマイクロ飛沫感染があるからで、京都の大学の准教授の調査での画像のように「20分たっても空気中を漂っていた」とあります。
当院は幸い窓は多いですが、窓を開けずともそれ以上に効果的な強力な換気扇を稼働させています。

実は当院の建物は平成2年に「東京三菱銀行」の巣鴨支店が入るのを前提に三菱が作ったビルで、UFJとの合併を機に平成14年から我々が代わりに入ったのですが、当院がある5Fは銀行時代は厨房・社員食堂だったのです。そのため強力な換気扇(三菱電機:ロスナイ)が備えてあります。これを稼働させていますから、耳をそば立てれば空気の流れる音を微かに感じます(航空機内の音に近いです)。更に通常換気扇も回していますので院内の空気は密閉を回避できています。

さて、BCGの追記です。
またWHOのテドロス氏が後で撤回せざるを得ないことを発言していますが、高須クリニックの院長の発信されるとおりです。世界保健機関

私は1つ前のブログでドイツ地図を挙げました。旧東独の人々の西側への移住は北に偏っているのですが、それはライン川の北側のルール地方は経済的に豊かであることや、言語的にほぼ同じなのが理由となっているはずです(ドイツの言語は東西より南北差が有り)。要は旧プロイセン州内の移動です。

だから旧東独でソ連株のBCGを打っている人々が旧西独の北部へ移動したのでドイツ国内で1万人あたりの感染者数が南より少ない理由になっているとみています。