小切開(部分切開) ③(全切開なのに二重が取れた)

 「ものもらい」の手術後の事とは逆に、平成8年に全切開を受けた人で完全に一重に戻り瞼に傷だけ残っている人が来られました。会ったこともない先生の執刀ですが、私が修正手術をしましたので中の状況が分かりました。
 唖然としましたがロクに内部処理をしてないものでした。これらから思う時、いかに重瞼ラインより睫毛側で瞼板側~皮膚側に癒着を作り開瞼時に裏表で動きを一体にするかが肝要と悟りました。
 そしてそれは皮膚切開が二重を作るというより内部処理が作るのだから皮膚を目頭側から目尻側まで切らなくても、瞼のデザイン上に小さな窓だけ開けて全切開同様に内部処理して出来るはずと思ったのです。(続く)