スレッドリフトは痛いし効果は半年以内で無くなる
スレッドリフトはアンチエイジングの一つの良い施術と思いますが、患者さんが思い違いをしているようなので美容外科学会での講演も交えて書きます。
メスを使わないからお気軽ではなく、ハリを刺す皮膚だけに局所麻酔ですから『それなりに痛いです。』そして最も重要なのは、引っ掛かりの部分が徐々に外れて殆ど『半年以内で効果が無くなるのです。』コラーゲンが周囲に形成されて2~3年の効果が・・・などと患者さんで言う人がいますが、それは顕微鏡の世界の話で見た目には、やはり半年以内です。この事は学会での多数の先生方の発表でも有りますし、中には患者さんにアンケートを取ったら『施術を受けた患者さんの3分の2が「もう二度と受けたくない」でした。』との発表もあり、理由は効果の持続の短さと料金が見合っていないとの考察でした。
さて、本日のシラク元大統領の死去に哀悼の意を表します。
私は高校1年の時からプロイセン・ドイツの歴史に傾倒してしまったせいで、長らく反仏感情を持っていました。しかしシラク氏の大統領就任後もゴーリストを貫く姿勢と、それを支持するフランス国民の報道から、私は40歳前後にして親仏感情を抱くに至っった次第です。
シラク氏は大統領就任後に核実験を強行しましたが、その際に「英国は米国からデータを貰えるが、我が国は自前で得るしかない。」と弁明し、武村正義氏はタヒチでの抗議デモに参加しつつも「(フランスという国を)尊敬しています。」と意味深な発言をしたのをテレビで見ました。
また湾岸戦争で米国に反対の姿勢を示し、結果的に正義が有ったことで評価を高めましたが、やはりフランスは歴史的に英米との程良い距離を置きつつ国益を得るのが上手い政治大国でしょう。
今、欧州列国の中で一番の親日国はフランスです。日本アニメや漫画が広く普及しているのも理由でしょうが、大の親日家だったシラク氏の影響も多少なりともあるかと思います。