なぜ医学部受験で女子が不利に。その2
公立病院だと育休が最大3年貰え、育児手当も貰えますが、6年そこに在籍していた際に、子供を3人産んだとなれば、経歴的には6年でも殆ど勤務していないことになりかねず、その診療科の他医はずっと負担を負う羽目になります。医局からも、その女医がいつ復職か読めない以上、そこに別の医局員を出向させません。
子育て女医自身が皆に迷惑を掛けているのは大変心苦しく思っているので、自分は去らないといけない身と感じ、区切りのつけられるところでと、専門医を取得したところで退職します。当然大学医局も辞めます。
退職後は、子供の教育には非常に熱心なので金が良いアルバイト先を探すことになります。育休で休んでいた期間が長くても公立病院などの在籍期間が長く専門医も持っていれば、例えば週3日の9時~13時で時給1万円以上が得られるバイト先は見つかります(月給50万円以上)。
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こういう女医は真面目で良い人が多く、医業と子育てに全力ですが主軸は子供です。麻酔医として手術中にスマホを見ている子育て女医は多いとのことですが、これも恐らく子供絡みと思います。そのように全力で生きている人を悪く言う気にはなれないのですが、大学医学部としては『辛すぎる』と評価しているのです。
女医が独身を続けていたり、結婚後の子育てを親や夫などが十分に見てくれて医業に専念できるならば問題ないのですが、入試の段階ではそれが分からないので女子が不利に扱われているのです。(続く:じゃあ今後どうなるのか?)