性同一性障害の人は精神病という位置付け(厚生労働省)
先日、ブログに書きましたように私は性同一性障害の人への性別適合手術を健康保険適応にするのは反対ですから、何故今回、健康保険適応になってしまったのか、厚生労働省に電話をしてみました。
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木村:もうこれは確定なんですか?
担当:そうです。
木村:健康保険の財源が窮迫している中で、個人の性転換手術に金を出すくらいなら不妊治療を保険でやって欲しい。
担当:もう中医協が決めたことですから。
木村:中医協なら診療報酬改定に厳しいはず。どうして個人の性への違和感での手術を保険適応にする?
担当:性同一性障害の人は精神病という位置付けですから、病気だから保険適応するということです。
木村:政治運動というか、どこかの団体から働きかけはあったんじゃないですか?
担当:日本形成外科学会から保険適応するように要望書が出ていました。また日本形成外科学会、日本精神神経科学会、日本産婦人科学会、日本泌尿器科学会の四学会が合同として要望書を出していました。
木村:精神科、産婦人科、泌尿器科の各学会は単独では要望書は出してないのですか?
担当:出していません。単独では日本形成外科学会だけです。
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・・・今回の保険適応ではニュースでgid.jpの山本蘭さんが歓迎の意向を表明していましたが、gid(性同一性障害)は精神病と見做されることには反対ではないかと思います。私自身は性同一性障害という呼び方は不適切と考え、精神病ではないと思っています。
・・・また形成外科学会だけが単独でも働きかけていたのには危惧を覚えます。本人の要望で股間の手術だけすれば良いというものではないからです。
精神科医が診て診断出来るかと同時に、手術後に社会に受け入れられるか(不幸にならないか)を先を見据えて入念に検討するものだからです。