モデルの顔になりたい→やっぱり元に戻したい
以前「北川景子の鼻に整形したい」シリーズを書きましたが、今回のモニター様も某モデルの顔に憧れ「○○ちゃんの鼻になりたい。」と言って来院されました。
某モデルは結構派手系もしくはハーフのような鼻です。
この人は大分前からこのモデルに憧れて、モデル本人に連絡を取り、メールか何かで返事をもらったこともあるそうです。憧れが強いことを了解しましたので、理想を実現すれば必ず満足すると観て、変化の大きな手術となりますが、隆鼻シリコンプロテーゼ、鼻尖縮小(+鼻の削った軟骨を鼻先に移植)、鼻翼縮小を行いました(他院/涙袋ヒアルロン酸への分解注射も施行)。 =画像クリックで拡大します=
・・・ところが、抜糸日、「・・・やってみて分かりました。あたしにはハーフ鼻は似合わないし、やっぱりシリコンのような異物を入れるのは嫌。」とのことで戻すのを希望されたのです。
私、木村は、「まだ腫れがあるし、気が動転して受け入れられないだけで、1か月は待って下さい。」と説得し、一旦は「分かりました。」と言われました。しかし翌日には「やっぱり戻して下さい!!!」と強く希望され、結局、シリコンプロテーゼは抜き、鼻尖も半分くらい元に戻しました。しかし鼻翼縮小だけは外科的に戻すのは美容的に出来ないですから、これはそのままにしました。
・・・戻す手術でも、腫れは生じますから1週間後はまだ浮腫んでいますが、この浮腫みはいずれ引く事は本人も了解し、これで一見落着となりました。
・・・術後9日後の画像で、鼻の上半分に内出血斑が出て腫れていますが、ここが落ち着けば美しいハーフ鼻が出来たと思っています。また鼻先を横から見てもキチンと尖りを出せていますが、これは移植をしないと無理です。その際、耳介軟骨など持って来なくても、鼻尖縮小の際に削った軟骨などでこの位は結果が出せます。
私は勤務医の時から『鼻尖手術の手術操作で削った軟骨を捨てて、耳介軟骨を取って移植するのはナンセンス!』との思いを持っています。
参照ブログ:北川景子の鼻に整形したい5(術後11日で変更希望)