額ハイドロキシアパタイトの症例画像
額の美容整形には、生え際の少し後ろを4㎝程切開して板状のシリコンプロテーゼを挿入する方法、冠状切開を用いて頭の皮を剥がし、額の骨を露出させて骨セメント(メチルメタクリレート)を塗り固める方法があります。
しかし、この症例のように生え際付近を8㎜切開で手術出来るペースト状ハイドロキシアパタイトの手術方法も又良いものと言えます。
アパタイトはチタンを凌いで生体と非常に親和性が高いものです。天然骨と直接結合するので、後々ズレたり浮いたりすることがありません。
問題は小切開から注入式で行うので額皮膚の上から用手的に綺麗な形状を作ることになるので勘と慣れが必要な事です。
注入後は速やかに固まるので迅速に手掌を動かし左官職人的なセンスも要ると思います。
なお私は後頭部も含めてペースト状ハイドロキシアパタイトは、かなりの量を使って来ましたので、感覚として日本で一番使用している医師じゃないか?と思っていました。私が使用量:日本1位かどうかを確かめるために、医療材料卸の業者さんに私が10年間で使った使用量を年度別にエクセルで棒グラフにして算出してもらいました。
そのエクセルをペースト状ハイドロキシアパタイト製造販売メーカーの人にメールで送り、返信をもらいますと、年度別に注釈をされましたが、末尾に下記のように書かれていました(そのまま抜粋)。
「10年間でみますと長きにわたり御愛用いただいておりますので、
医師一個人のご使用量は木村先生が1位だと思います。」