下眼瞼切開
下まぶたを切開することで目の下のしわやたるみ、小じわ等を目立たなくし、ハリのある表情を取り戻します。ケーブルスーチャーを併用すると鼻唇溝まで改善します。
症例画像
下眼瞼切開:ケーブルスーチャー併用・脱脂した眼窩脂肪のクマへの注入術例
下眼瞼を切開することで目もとのしわだけでなく、目のくま・ゴルゴ線・鼻唇溝の改善が可能となります。肌のハリも出て中顔面の改善の術式として大変優れていると言えます。
下眼瞼切開:グラマラスライン形成(たれ目の整形)
目尻方向の下まぶたの縁を下げることで、優しく優雅な目もとをつくります。白目の見える部分が増えるため、目が大きく見える効果もあります。手術から10カ月が経過していますが後戻りもなく、良好な結果を呈しています。
料金
表示金額は税抜き価格となっております。
手術項目 | 金額 | |
---|---|---|
グラマラスライン(タレ目)形成 | ¥300,000 | |
下眼瞼 | 切開 | ¥300,000 |
切開+脱脂 | ¥350,000 | |
切開+脱脂 +ケーブルスーチャー |
¥450,000 |
よくあるご質問
医学コラム
下眼瞼切開の審美的要素
下眼瞼のしわ・たるみはスレた感じ、不健康な感じで年齢を感じさせるものです。同じしわでも目尻のしわがそれなりに好感が持てるのと反対です。また下眼瞼のしわ・たるみの目立つ人は目袋、目の下のクマ(頬瞼溝の内側)、ゴルゴ線(頬瞼溝の外側)やホウレイ線(鼻唇溝)も目立つことが多く、これらを総合的に「中顔面」と称します。
下眼瞼切開の適応
一般的に対象は50歳以上の事が多いです。50歳を過ぎると女性の場合、更年期に突入し急に見た目にも老化が早まりますし、閉経したことは心理的にも大きく、50歳未満と時と比して手術を薦めてもご納得されることが多くなります。
下眼瞼切開の麻酔
眼窩下神経ブロック+局所麻酔(1%もリドカイン)、これで十分です。静脈麻酔や全身麻酔までは不要と考えます。なお術前に軽い催眠導入剤の内服程度は良いと思います。
下眼瞼切開の手術法
skin flap+ケーブルスーチャー+脱脂脂肪の注入 眼窩縁骨膜の外眼角部にループ糸を掛けmaler fatを引き上げます。この方がより少ない剥離で行えると伴に眼頬溝・鼻唇溝に直角に近く引っ張れる利点がある。しかし外眼角部方向の頬瞼溝の内側の改善が乏しいので脱脂した眼窩脂肪をに経皮的に注入します。眼窩脂肪を眼輪筋下で下方移動させるハムラ法のSeptal Replacementより簡便、正確で、幸いこの部の脂肪注入は人体で一番定着率が良く50%は期待できます(市田先生は70%とも言いますが)。
下眼瞼切開の経過・傷
抜糸5日後、目立つ腫脹の目安は1週間です。吊れた違和感約1ヶ月、完成までほぼ3ヶ月でしょう。3ヶ月くらいになりますと、スッピンでも傷はほとんど分らなくなります。
下眼瞼切開におけるケーブルスーチャーの意義
下眼瞼除皺術適応の患者は、下眼瞼だけでなく加齢に伴う頬骨前面の下垂の改善を望んでいることが多く、Mid face liftも図れるケーブルスチャーを併用したこの手術は侵襲も少なく有用性が高いです。
ケーブルスーチャーとは何か?
右の画像はSS・ケーブルスーチャーのキットの販売カタログからですが、原法はコメカミの生え際よりやや後ろの深側頭筋膜に糸をかけてMaler Fatを引き上げるものですが、図のように目尻付近を通りますので、私は下眼瞼切開で目尻の骨膜にケーブルスーチャーのループ糸をかけてそれを行っているのです。
糸のリフトと聞けば、牽引力(保持力)、持続力が問題になりますが、ケーブルスーチャーはループ糸のためスレッドリフトのような毛羽立ち糸やシルエットリフトのようなコーン+結び玉よりは強力です。ただ適応が中顔面限定で、Maler Fatの引き上げだけに限るので、まさに右の絵のような中顔面だけの改善しか行えないのです。
下眼瞼のその他の手術
他の手術は要は上から引っ張る「吊上げ」ですから、下まぶたには効果がありますが、頬瞼溝の改善効果は限られ、鼻唇溝はほとんど改善しないものです。